逃げられない…もう逃げない!!7月19日付の日記で書いた 涙の四者面談 その後家に帰って母が言った。 母 「あんた。もし来年専門行ってきっちり勉強しなかったら…」 me 「わかってるよ。やんなきゃ困るよね」 母 「あんたがきちんとやらないで諦めて逃げたりしたら、あんたは嘘をついたことになるんだよ。あたし達にも、ハセ(担任)にも!!」 me 「…」 ぶっちゃけすごくショックだった。嘘つき。やな響き。 思い返せば、あたしは今まで逃げてばっかだった。 高校受験のとき。あたしは英語が好きで偏差値60~65とか。数学と理科はホント大ッ嫌いで45以下の偏差値をほぼ毎回叩きだしていた。国語と社会は55~60の間をうろちょろしてたわけで。 そんな根っからの文系人間のあたしに、公立の5教科受験なんて難しかった。私立だと3教科になるわけだけど、数学がマジでネック。数学がかなり邪魔。数学さえなきゃ…。 そろそろ志望校も決めなきゃヤバい10月初めの頃。学校から配られた受験雑誌を見ていた母が、ある高校に目を付けた。 ○○女子学院高等部 英語科 受験教科…英語、国語 数学がない!! しかも偏差値もあたしのレベルからみたらなかなか良い。母に学校見学に連れられ、女子校に行くのがマジで嫌だった私も、受験のラクさからそこの高校を第一志望ってことで頑張った。んで無事合格して今に至る。 こんな感じで皆が公立受験で5教科頑張ってるときに、あたしは推薦で公立受かった子とか、私立で早々と受験を終えた子達と遊んでいた。ラクだった。いや、自分的にはラクじゃなかったけど周りと比べたら遥かにラクだった。皆とあたしの苦しみは一緒だと思ってた。でも全然ラクだったね。 たいして行きたくもない高校を、理系から逃げられるって甘い考えで受験したんだ。 高校入る前もしくは一年生の前半の頃は、一応進学校だし大学…早稲田や立教に自分は進学できると思い込んでいた。それがうちの学校の「売り」だったわけだし、ちょちょいのちょいで大学に入ってバラ色の人生が待ってるはずだった。 でも現実は厳しかった。いくら進学校に入学しているとはいえ、授業の予習さえもろくにやらないヤツが良い成績を取れるわけがなかった。どんどん下がってビリから2番目を取ったこともあった。 しかも遊びたい盛りな高校一年。あたしは親や先生に色々言われながらギャルになって、遊びまくっていた。試験前ですらまともに勉強しなかった。 高校一年、まだ皆が受験をそれほど意識してなかったのにも関わらず、あたしはお菓作りがちょっと得意だからって「パティシエになる!!」ばっか言ってた。「勉強よりお菓子作りのが楽しいから、大学行かな~い」って友達にも宣言してた。遊びたい、勉強したくない…その一心で受験から既に逃げていた。 今考えるとホント幼い。幼すぎる…( ̄□ ̄;) 友達も呆れていた。 でもそんな夢に両親はマジになって聞いてくれて、フランス留学もさせてやると言ってくれた。あたしもそのつもりだった。 でも二年になってだいぶ落ち着いたとき、もう「パティシエ」の夢はすっかり消えていた。なぜだか忘れたけど、きっとお菓子作り自体の熱も冷めて、それを職業として考えるのが嫌になったんだと思う。皆がまだ受験意識してないうちから一人で受験から逃げていたこともなんか違和感感じたんだと思う。んで、また大学(今度は高望みせず中堅レベル)行くことも視野に入れた。 そして運命の2003年9月末。あたしはカナダに行き、その日から全てが変わった。まじターニングポイント。運命。転機。 やっぱり受験に対して逃げの姿勢があったあたし。カナダから帰った後は、「留学する」って気持ちだけで今まで生きてきた。「留学しちまえば英語は話せるは、遊べるは、受験はないは…かなり良いことづくめだわ♪」 帰国してしばらくはそう考えていた。実際色々調べてそれは完璧な間違いだと後で気付くことになるんだけど、そんときは結構甘く考えてた。 とにかく、そうやって中3の頃から逃げ癖がついていた。嫌なことがあったらそれを排除して、楽しくてラクな方向に物事を持っていく。それで苦労したような面してる。マジで最悪なヤツ。 今回もあたしは逃げた。受験という難題から、あたしは他の人を置いてさっさと逃げ出した。親や先生の「理解の良さ」が、あたしの逃亡に手を貸してくれた。 これでいいんだろうか。四者が終わった今日思う。もちろん留学はしたい。価値観や考え方を大きく変えたい。もっと色んな人をみてみたい。なにより、人々が疲れた顔をしている日本にいたら、心の豊かさが損なわれていくような気がした。あたしはそれを一回カナダで取り戻したのに。もっともっと精神的にゆとりを持ちたい!! だから自分の進路が「留学」に正式に決まったことを嬉しく思うし、勉強がいくら辛かろうが早く専門行って勉強したいと思う。もっと成長したいと思う。 でも。逃げ癖がついたあたしにこなせるだろうか。辛いことが大嫌い。プライドが高くて自分ができないことはすぐ放り出して、得意なことだけやっていかにも「できます」面してきたあたしに…。 もう逃げたくない。親にだって散々わがまま言った。ハセもそのワガママを認めてくれた。あたしを信用して、「逃亡」に手を貸してくれた共犯者達に…嘘はつきたくない。自分にも嘘はつきたくない。 親は専門行って、他にやりたいことができたのなら進路変更してもいいと言う。要は辛くなったらまた逃亡に手を貸すよ…そんな風に解釈した。一見理解のある親。事実、マジ理解ある。でもそんな風に逃亡することを前提に考えられてるのもすごく情けない。あたしが辛くて逃げるとでも思ってるのかな。あたしの「留学」に対する本気度はそんなもんだと思ってるの? そうやって逃げ道を与え続けないで。逃亡に手を貸さないで。あたしは今回だけは自分でも逃げたくない。今んとこは。マジでやりたい。だから、「もう逃げるな」ってはっきり言って。そんなこと言われなくても逃げることがないようにしたいけど、逃げやすい環境を作らないで。逃げることを許さないで!!叱って、励まして!! もう逃げられない。これ以上逃げるな!!逃げるもんか!! あたしはマジでやる。これだけはマジで逃げない。誰が逃げるもんか!! ジャンル別一覧
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